我社の創業は江戸時代で「佐田屋」という屋号で商売をしていました。昭和25年に「株式会社加来商店」に組織変更されてから私で4代目になります。平成6年に社長に就任してからサラリーマン生活が銀行員だった影響があると思いますが、営業所と杵築市内にあったガソリンスタンドの閉鎖を致しました。これは外部環境の厳しさを考えた時に、事業を適正規模に縮小して本業である肥料販売に回帰する目的でした。この時は非常に苦しい思いをしましたが、財務体質がかなり改善されました。

その後も住友化学と三菱商事（後に三菱商事アグリサービス）の特約店とし

て大分県を基盤とした肥料中心の商売をさせていただいております。

平成23年12月に関連会社として「株式会社佐田屋」を新たに設立致しました。これは住友化学と提携して、我社独自の水稲用一発肥料のプライベート商品（PB品）を開発し、大分県は基より県外への拡販を目的としたものです。

このPB品は容量が10kg袋と非常に軽く、施肥量も20kg袋と比較して約半分で済み作業効率アップに繋がる基肥一発肥料です。何度も何度も住友化学の技術部門と一緒に打ち合わせをし、田植え時期の違いから早生用と普通用の2種類を作り、積算温度やその他の気候条件を考慮しながら、収量及び品質の確保と米の千粒重をアップさせ米の充実度を高める様に設計配合致しました。

今後も祖先の思い「先義後利」を大切にし、企業理念であるお客様に頼りにされ喜んでいただける会社を目指して努力して参ります。